岐阜のジュニアサッカーの速報サイト
2022/05/20 16:45
E.C.REVANTE(レヴァンテ)
5月に入り、暑い日が多くなってきました。
日々の練習もほぼ制限なくできるようになり、新年度の新たな学校環境とレバンテの練習が重なってスケジュールに追われます。
GWが終わって疲れも感じます。
忙しくて、いつも食事を慌てて摂っている選手もいるかもしれません。
進級とともにサッカーも進化し、伴ってレバンテの食トレもレベルアップさせている今、
「コンディションはどうか」
を都度自分に問いかけたとき
食の改善の着地点をどこに置きますか?
量を減らす?
ゼリーや飲み物など簡単に摂取できるもので代用する?
疲れて食欲がない
忙しくて時間がない
その思いから、簡単なもの、よいと耳にするものに飛びつきたくなります。
でも、それではエネルギーや材料が足りなかったり、消化吸収を担う胃腸が育ちません。
疲れていて、時間がなくても
しっかり「噛む」
コンディションUPの一手に、ここを今一度意識しなおしましょう。
「噛む」といいこといっぱい!
消化吸収力が上がる!
噛んで出る唾液は消化液。腸での栄養吸収がよくなります
胃腸が強くなる!
腸は免疫細胞が一番多い臓器。「噛む」と免疫力や回復力を高めます
首・顎・おなかが鍛えられる!
胃腸も筋肉。内側からの筋トレ状態になって体温も上がります
成長ホルモンが出る!
唾液には成長ホルモンが含まれています。筋肉や骨など、身体の成長や修復に役立ちます
思考力が上がり、集中力できる!
噛むことで顎がよく動き、脳への血流がよくなります
気持ちが落ち着く!
噛むと自律神経が安定し、緊張の中でもストレスに強くなれます
口を殺菌してくれる!
噛んで出る唾液には殺菌作用があり、口臭や虫歯予防になります
「噛む」を促す食べかた
主食は「ごはん」を軸に
粒食は、粉で形成されたパンや麺より噛む回数が自然に多くなります
パン・麺はダメじゃない。「だけ」にならないよう
→ごはんと半々にしてみて
→具をたくさんはさんだり加えてみて
→おかずの1品にしてみて
おかずは「歯ごたえ残し」
食材は大きめに切る
みそ汁の野菜は、可能な食材は皮ごと使う
カレー、どんぶりのつゆだくなど、流し込みやすい食事に偏らない
柔らかく仕上げない
煮すぎ・炒めすぎに注意
飲み込む目安は「食べものの形がなくなったら」
奥歯で噛むように
右側も左側も使って食べよう
スープや飲み物で流し込まない
食事時間は「食事だけに向き合う」
スマホ・TVを「見」ながら、ゲームや宿題を「やり」ながら食べない
集中力を身につけるトレーニングの時間として活用しよう
保護者のみなさま
選手たちの食からのサポート、いつもありがとうございます。
食事時間はお子さんとのコミュニケーションのタイミングでもあるかと思います。
体調や顔色、食べ方などを見ていただき
疲れや気持ちの変化など、お子さんのコンディション調整やメンタル維持につなげていただけるとありがたいです。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
公認スポーツ栄養士 森映子
(C) 2015-2019 全国ジュニアサッカー応援団